ロータリー財団委員会
ロータリー財団について

(1)ロータリー財団の沿革
ロータリー財団は、1917年、米国ジョージ州アトランタで開催された国際大会において、アーチC.クランフが「全世界の規模で慈善・教育・その他社会奉仕の分野でよりよき事をするために基金を作ろう」と提案したことに始まり、1928年に国際大会でロータリー財団となづけられ、1931年に信託組織となり、1983年に米国イリノイ州の法令の下に非営利財団法人となりました。
ロータリー財団の正式名称は、「国際ロータリーのロータリー財団」です。目的・使命・活動は両者共に一体のものです。 

(2)ロータリー財団の使命
 ロータリー財団の使命は、2000年2月のロータリー財団管理委員会において新しく改定され、「ロータリー財団の使命は、地域レベル、全国レベル、国際レベルの人道的、教育的、文化交流プログラムを通じて、ロータリーの綱領とロータリーの使命を遂行し、かつ世界理解と平和を達成しようとする国際ロータリーの努力を支援すること」と決定され、国際ロータリー理事会も承認いたしました。

(3)財団活動の進展
 ロータリー財団は1917年に基金として創始以来、ロータリアンの熱意あふれる支援と活動のおかげで、たゆみなく発展を続け、既に85年の歴史を刻んできています。
ロータリー財団のプログラムは世界中のロータリアンに誇りと連帯感を与えます。また、未来の社会を築く若人のための教育的プログラムも著しい成果を上げてきています。ロータリー財団は最初の国際親善奨学金プログラムを実現させ、当初の7カ国から選ばれた18名の奨学生に大学院課程奨学金を授与しました。
そして、この国際親善奨学金プログラムは毎年増大強化され、現在では、3万人を超える元国際親善奨学生が全国で活動し、世界理解と平和に貢献しています。この国際親善奨学金プログラムの成功を基盤として、平和および紛争解決の分野における国際問題研究のためのロータリアン・センターが2002年から発足し、全世界のロータリアン・センター、8大学に毎年70名の奨学生が国際問題を勉学、研究します。また、人道的プログラムでもあるマッチング・グラントは1965年の開始以来、飛躍的発展を続けており、現在1万5000件を超える国際親善奨学金プログラムが承認され、世界中の社会の質的向上に役立っています。
国際ロータリーおよびロタリー財団の最大の奉仕活動であるポリオ・プラス・プログラムは1985年以来、着々と成果を上げ、全世界のポリオ発生件数を99%まで低下させることに成功し、ロータリー100周年目の2005年までに前世世界のポリオを撲滅させることがロータリーの最優先事項となっています。

(4)ロータリー財団のプログラム
 ロータリー財団プログラムには次の3種類があります。それは教育プログラム、人道的補助金プログラム、ポリオ、プラスプログラムです。(2002年4月の管理委員会決定)。
1. 教育的プログラムは、国際親善奨学金プログラム、国際問題研究のためのロータリー・センタープログラム、大学教員のためのロータリー補助金プログラム、研究グループ交換プログラム。
2. 人道的補助金プログラムは地区補助金、個人向け補助金、マッチング・グランドです。
3. ポリオ・プラス・プログラム

(5)プログラムの充実と資金調達
 人類は一つです。世界中の貧困や飢餓が減少し、社会が向上し、世界が平和にならない限り、私たちの真の平和はありえません。
世界や社会を見渡すとき、まだまだ私たちの奉仕を待ち望んでいる人々が沢山いることに気付きます。お互いに困っている時にこそ助け合うことが必要ではないでしょうか。 
私たちのロータリー財団が地域社会や国際社会への奉仕をさらに強化、増大していくためには、奉仕活動の充実と資金面の援助が大変重要になります。
私たちは、財団活動プログラムの目的や内容を深く理解すると共に、資金調達の面で、年次寄付、使途指定寄付、恒久基金寄付への努力を一層活発に進めて行く必要があります。

(6)ロータリー財団への寄付
年次基金と恒久基金 
 ロータリー財団には二つのニーズと二つの寄付方法があります。その一つはポール・ハリス・フェローなどの年次基金です。年次寄付は、財団プログラムを継続させるための燃料の役割を果たしています。毎年クラブと地区は、年次寄付の目的額を設定し、ロータリアンは毎年、これらの目的額を達成するために努力しています。このような財団の継続支援のことを「年次寄付」といいます。「年次」というのは毎年続けられるからであり、3年後のプログラムに寄付金が使われます。二つ目は恒久基金です

恒久基金とは

 恒久基金とは財団管理委員会が、世界理解と平和のためのロータリー財団基金(1982年に発足)に代わるものとして、1994年に新たに採択した名称です。
 財団の強固な将来を確実なものにするために、財団管理委員会は恒久基金への新しい推進を認可しました。2002年6月30日現在、恒久基金の累計額は9,100万ドルです。この基金は永久的に運用され、その収益のみが財団の各プログラムに使用されます。その収益は人道的、教育的プログラム活動の益々増大していく費用を満たしていくために必要な、年次寄付のほかもうひとつの収入源を提供します。目標はロータリー創立100周年記念の2005年までに5億ドルと設定されています。国際ロータリーは国際奉仕における世界の指導的役割を持つロータリーへの貢献の表明として、ロータリー財団の恒久基金を特に支援するようロータリアンに奨励しています。
 年次寄付と恒久基金寄付は同時に重要であり、両方でお互いに補い合っています。年次寄付は今日の財団プログラムを支え、恒久基金は明日へのプログラムを安定したものにします。
冠名奨学金 Named Scholarship
冠名奨学基金 Endowed  Scholarship
冠名奨基金 Named Fund
慈善基金 Charitable Gift Znnuity
遺贈友の会 Bequest Society
寄付増進 Fund Development
ベネファクター(後援者)
1. すべての寄付額は寄付者の指定したロータリー・クラブまたは地区の寄付実績に加算され、貢献度が増していきます。
2. 米貨25,000ドル以上の冠名基金は、3年の分割払いもできます。この場合、誓約書を提出することになりますので、詳細は国際ロータリー日本事務局財団室に照会してください。
「財団友の会」会員 Rotary Foundation Sustaining Member
「財団の友」会員は、年次プログラム基金へ毎年100ドル以上寄付する人のことです。
シェア・システムとプログラム配分における「DDF・WF」について

1. シェア・システム

(1) シェア・システム(共有)の活用とDDF
 シェア・システムとは、3つの寄付金のうち「年次寄付」の配布システムで、募集時年度を含めて3年間は寄付金をプールします。そして、使途については地区財団活動基金(DDF)に50%、国際活動資金(WF)に50%を分割するシステムで、いわゆロータリー財団のプログラム補助金を事前に地区に計画させて、配分する機構です。ロータリー財団への寄付はシェア・システを通じて、国際親善奨学金プログラム、人道的な国際プロジェクトの同額補助金、文化交流のGSEプログラムその他に姿を変えます。
 DDFとは、シェア・システムの内の一つである「地区財団活動資金」の事前計画であります。すなわち、DDFを構成する基金は年次寄付であります。当該寄付は年度末に集計され、二つの活動資金(DDFとWF)に分割されます。そして財団独自の補助金サイクルにより、寄付金を受け取ってから3年後にプログラムのために使用されるのであります。それは寄付金募集年度の1年目と、DDF計画を行う翌年の2年目と、DDF計画案の具体策を考える3年目を終えることであります。

@ シェアとは
 ロータリー地区は、シェアを通じて、参加、支援したいプログラムを選び、寄付金の使途を決定する課程に参加しているのです。そしてシェア・システムは、ロータリー財団プログラム補助金を世界に分配する機構です。ロータリー財団への年次プログラム基金寄付はシェア・システムを通じて、国際親善奨学金、人道的な国際プロジェクトのための同額補助金、研究グループ交換その他に姿を変えます。
・ ロータリアンは世界中のロータリアンとその財産をシェア(共有)します。
・ 管理委員会は、意思決定権限の一部を地区にシェア(分与)します。
・ ロータリアンは財団をつうじて世界中にシェア(分かち合う)します。
A DDF・WFとは
 年次プログラム基金への各ロータリー地区の寄付は、寄付年度末に集計され、二つの活動資金に分けられます。50%は国際財団活動資金(WF:World Funds)に、50%は地区財団活動資金(DDF:District Designated Fund)となります。

国際財団活動資金は(50パーセント)は財団が世界各地のプログラムの費用を賄うために使います。このプログラムは、すべてのロータリー地区が、寄付額にかかわり                                   
なく、利用できます。DDF(50パーセント)はシェア・システムを通じて、地区が選ぶプログラムの資金に使われます。各地区は、シェアを通じて、その寄付額の50パーセントを、国際親善奨学金、同額補助金の提唱者側負担分、追加研究グループ交換などの財団プログラムに配分する機会に恵まれます。
B シェア3年サイクルとは
 年次プログラム基金への寄付金は、受け取ってから3年後にプログラムのために使われます。3年間のサイクルにより、地区はプログラムを立案し、参加者を選考する時間的余裕をもてますし、財団は寄付金を投資し、その投資収益で、すべての管理費、プログラム運営費、寄付増進費を支払うことができます。
。 ロータリー財団の新しい改革

改革の中心は、人道的補助金プログラムの構造を変えることであり、そのためには、クラブの活動が原点であり、クラブレベルの視点を持って、地区、財団共に見通しの良い、明るい、透明性のある財団を作る事が望まれている。

(1)「人道的補助金プログラムの抜本改革」
(2)[WFとDDFの配分比率は1:1に]
 使途指定寄付金はポリオ・プラスプログラム等、特別に使途を指定して即時に使われるものであり、恒久基金は財団の強固な将来を確実なものにするために蓄えられる基金で、シェアシステムとは関係ありません。
「 地区補助金について

補助金は、3年前の年次寄付の60%に当たるDDFの20%まで地区は申請できます。
、 ロータリー財団学友について

《ロータリー財団学友会について》

ロータリー財団学友会はロータリー財団奨学生(国際親善奨学生)として諸外国で学問を終了した学生と研究グループ交換(GSE)を終了したチームメンバー、ロータリー平和奨学生、大学教員の為のロータリー補助金受領者によって成り立っています。
 特に奨学生は派遣が決まった時点で学友会に自動入会となり、帰国後に学友会メンバーとして活躍することとなります。
 学友会の主な目的は派遣予定の奨学生、GESチームに対して多方面からのアドバイスとサポートを提供する事にあります。

《ロータリー財団学友会のメンバー》
 学友会の中には大学教授、医者、弁護士、判事、外交官、その他の政府高官、国際機関職員、作家、芸術家、企業社長など人類に恩恵を与える無数の業績を上げる役割を担ったすなわち、ロータリーが求める世界平和の為に貢献 している人々が多くいます。
 日本で著名な方では、元国連難民高等弁務官の緒方貞子さん、作家で教育家の牧野高四吉博士、指揮者の松尾葉子さん、また最近では、宇宙飛行士となる角野直子さんなどが見えます。
財団学友は、2002年11月現在、日本に8,646人降ります。当2760地区には308名の学友が活躍しています。
・ 2003年〜2004年

度研究グループ交換(GES)について

ロータリー財団の「国際交流プログラム」です。
GESの発足年度は、34チームが参加しましたが、2001〜2002年度には534チームが参加するまでに発展しました。このプログラムは年を追うごとに参加者が増え人気の高いひとつです。具体的には@国を異にする2つの地区がペアを組んで行います。Aメンバー構成はロータリアン以外で事業または専門職に携わる年齢25〜40歳の選ばれた4名とリーダーのロータリアン1名を加えて編成、相手地区に派遣します。B派遣もしくは受け入れ期間は4〜6週間です。発足依頼100カ国以上から37,000人(約7,600チーム)が参加しています。
ヲ ポリオ・プラス

ロータリは1979年に初めてポリオのプロジェクト携わりました。フィリピンの600万の児童にポリオの予防接種をするという5ヵ年計画の誓約でした。これが、保健、飢餓追放および人間性尊重(3−H)プログラムの最初のプロジェクトで、国際ロータリーの75周年基金から補助金が授与されました。その後、ハイチ、ボリビア、モロッコ、シエラオネでも同様な5ヵ年プロジェクトが承認されました。
 1980年代初めに、ロータリーは史上最も意欲的なプログラムを計画し始めました。世界中の児童にポリオ予防接種をしようとするプログラムです。